トップコミットメント2023

サステナビリティ経営基盤の構築に向けて

 SBSグループでは、社会課題の解決による持続可能な社会の 実現と持続的な企業価値の向上を両立させていくために、従来のCSR経営をステップアップさせる形で、サステナビリティ経営体制を構築しています。

 当社グループを統括するSBSホールディングスは、2023 年1 月 18 日開催の取締役会において、サステナビリティ方針の制定とサステナビリティ推進委員会の設置を決定しました。サステナビリティ方針は、「人」「社会」「地球」を3つ柱に、グローバルな視野で人々の暮らしの安定と持続可能な社会の実現に貢献する私たちの姿勢を示すものです。SBSホールディングス取締役会の諮問機関として新設したサステナビリティ推進委員会は、この方針に沿った経営体制の整備・強化を推進する組織で、私自身が議長を務めます。当社グループ全体のサステナビリティ戦略・活動方針の立案と、KPI指標やグループ内活動の連携状況のモニタリングを行います。

 間髪を入れず、当社グループの重要課題の見極め、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に基づく情報開示、そして国連グローバル・コンパクトへの参画を進めました。

 こうした取り組みの一つの成果として、2023年3月、SBSホールディングスは、三菱UFJ銀行とみずほ銀行をアレンジャーとする「ポジティブ・インパクト・ファイナンスの融資契約(総額350億円)」を締結しました。国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)が提唱したポジティブ・インパクト金融原則に基づくものです。シンジケーション方式によるポジティブ・インパクト・ファイナンスは、物流企業初です。 今後は、成長のための人財確保に加え、リスキリングやグループ内人事交流も推進します。

 ※ポジティブ・インパクト・ファイナンス」とは、国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI) が提唱したポジティブ・インパクト金融原則に基づき、株式会社三菱UFJ銀行・三菱UFJリ サーチ&コンサルティング株式会社ならびに、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 が開発したインパクト評価フレームワークを活用して、企業活動が環境・社会・経済に及ぼすインパクト(ポジティブな影響とネガティブな影響)を包括的に分析・評価し、「ポジティブなインパクトを生み出す意図を持つもの」と確認された場合に、取り組みの継続的な支援を目的として融資を行うものです。

SBSグループ代表
SBSグループ代表:鎌田 正彦

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